前を向いて・・・2006/06/15 14:36

以下はYahoo!スポーツニュースより引用。

外国人記者に対する中田のコメント:

 「あなた達はいつも悲観的だ。我々が出来ることは次の試合に勝つと信じること。クロアチアは良いチームだが、それでも、日本の方が強いと信じている」(和訳)

また、残り2試合で勝ち点4を手にするのが目標かとの質問に対して:

「なぜ勝ち点4なんだ?2試合残っているので、我々は勝ち点6を手にすることが出来る」

多くの人は、彼を馬鹿にするかも知れない。身の程を知らないと言うかもしれない。そして、結果もさんざんかも知れない。でも、最初から諦めて楽な道を歩もうとする生き方より、前向きで快い。

中田は、惨敗した豪州戦のことをもう振り返らず、目の前にあるなすべきことに、非常に前向きに取り組んでいるように見える。彼のメンタルの強さを伺えるし、すぐに悲観的になってしまう私たちは、見習うべきところがあるのではないだろうか。

なぜ悲観的になるのか?そのメカニズムを勝手に考えた。そこにあるのは、傷つくことへの恐れであり、自分を守ってしまう弱さではなかろうか。すぐに悲観的になってしまう人は、期待をもって前向きに取り組んだ結果、ダメだったときのショックを恐れているのではなかろうか。

たぶん、私はそうだ。

頑張って、そして結果にも期待してダメだったとき、期待した分だけショックが大きい。それならば、最初から期待などしないようにしよう。そうすれば、ダメだったときのショックも小さい。無理だと思っていた方が楽。

私は聖書を学んでいる。聖書を読めば読むほど、信仰とは驚くほど楽観的に生きる姿勢であると思わされる。すべてのことには神様の時があり、すべてのことに神様の計画があり、すべてのことに神様の御手がある。そうなると、悪いことをなさらない神様に、期待し続ける道しかない。苦しいこと、辛いこと、悲しいこと、ショックなこと。色々ある。だが、神様は真実で正しい方だ。そこに意味がある。そこに神様の計画がある。そこに神様の御手がある。

人事を尽くして天命を待つ。そういう言葉もある。最終的な結果は、神様のみが知っている。でも、私たちにできることがある。後ろのことを引きずっていつまでも前を見ない生き方ではなく、目の前にあるなすべきことを精一杯なすことだ。その上で、神様が下さる結果を待てば良い。人事を尽くしたのなら、神様にゆだねれば良いのだ。