お笑いブーム2005/11/12 14:20

今は空前のお笑いブームだ。 夜、テレビをつけると、かなり高い確率で、お笑い芸人の顔を見る。 基本的には、そういうお笑い番組は嫌いではない。 というか、正直、結構好きである。

だが、ただ笑うために見ているわけでもない。いや、ほんとに。 人が笑うポイントは、時代や地域、世代によっても異なる。 今の時代の人々にうけているのは、どんな点なのか、 人々は何を求めているのかを、そこから学べるものだ。

それだけではない。彼らはしきりに、いつ売れなくなるかを 心配しているのがわかる。テレビに出れる今がチャンスと ばかり必死になっている。 以前、歌手だったか、芸能人だったかわからないが、こんなことを 聞いたことがある。

「売れていないときよりも、売れている今の方が不安が大きい」

なるほど。売れていないときは、売れるよう必死に頑張れば良いが、一定の立場を持ち始めると、それを失うことへの恐れが出てくる。逆にそれがプレッシャーとなり、ブラウン管から姿を消す人が多くいるのだろう。 確かに、新しい人がどんどんテレビに出てくる。ということは、その影で、テレビから姿を消す人々もそれと同じくらいいるということだ。栄枯盛衰とは、よく言ったものだ。人の栄華は、長くは続かない・・・。あの言葉を思い出した。

「草は枯れ、花はしぼむ。だが、私たちの神のことばは永遠に立つ。」(イザヤ40:8)