日本対ドイツ② ― 2006/06/01 20:27
日本対ドイツの評価をしておこう!
アーリー’s評価 ☆☆☆(5段階中)
内容的には☆4つをあげたい。でも、勝てた試合なので、心を鬼にして☆3つ。なぜなら、ワールドカップでは、どんなに良い内容の試合をしても、そのおかげで予選リーグを通過できるということはないからだ。芸術点などがあるならば別だが、あるはずもない。
しかし、内容は評価できる。といより、個人的には「日本って、こんなに強いチームだったのか。」ともらしてしまう程に良い出来だった。中田自身も今まで最高の内容だったとようだ。納得。
ドイツはホームであり、ワールドカップ直前のテストマッチなので、本気モードだったことは間違いない。怪我が完全に癒えていないのに、バラックを出したきたことが、何よりの証拠。しかも、本気でけずりに来るタックルや、その表情は必死そのものだった。ドイツは焦りからか、多くの反則をし、日本はイエローカード1枚なのに対し、ドイツは4枚。それでも、少なくて済んだ方だと言える。それだけ必死だったのではないだろうか。
ホームのドイツ。本気のドイツ。ほぼベストメンバーのドイツ。日本が苦手なドイツ(私はそう思っていた)。いくら疲れがあったとか、なんだとか言っても、それはドイツの勝手な言い訳。日本はその力を十分に見せたと言える。得点は2点だったが、それ以上に点が取れる決定的な瞬間を幾度も作っていた。特に中田。彼はやはりワールドクラス。圧倒的なキープ力、ボディバランス、判断力、サイドチェンジパスの正確さ、スルーパスの鋭さ、正確さ。感心させられる。やはり中田がこのチームの核であり、中田なしには予選リーグ突破は難しい。そう思った
守備は不安がささやかれているが、確かにこの日も色々課題はある。2失点ともセットプレーから、失点。ただ、セットプレーでやられるのは、ある程度仕方がない。現代サッカーの多くの得点は、セットプレーからであることからすれば、日本がずば抜けてセットプレーの守りが下手なわけではない。ただ、マークのずれや、集中力の切れたところをつかれるので、そういった部分はきっちり修正が必要なのだと思う。
オーストラリアは、ドイツより弱い。確かに弱い。クロアチアはドイツと同レベルだろう。ブラジルはドイツより上。このパフォーマンスが発揮できれば、少なくとも50%ぐらいは、予選リーグ突破の可能性がある。本番が楽しみだ。
でも、怪我にはくれぐれも注意して欲しい。怪我で離脱した田中選手にもこれまでよくがんばってくれたと感謝したい。加地、高原、中村、柳沢も軽い怪我で練習を休んでいる。世界中の選手、スタッフらが自分の人生をかけてのぞむ大会なだけに、皆無事にのぞんで欲しいと思わされる。
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